
ひさしぶりにカラーで撮った。浅草を歩きながら白黒を一本撮り終わると、余っていたコダックゴールドをOM-1に詰めた。2枚撮ったところで裏蓋が開きかけて、慌てて直した。
カラーネガを撮らなくなったのは白黒の方が好きだったという積極的な動機の一方で、色が難しいから面倒くさいという理由もあった。ウチのスキャナプリンタ複合機のスキャンではどうしても綺麗に取り込めない。DPEに出したプリントは綺麗なのに、どうしてもそんな色調が出なかった。荒い粒状が目立ち、見ていて気分のよくないものが多すぎた。それに、CMYを弄ればかなり極端に色が変わってしまうし、そうなれば一枚一枚にかける手間も相当だ。と言ってもそれで満足いく仕上がりになることはほとんどなく、結局スキャナまかせのオートでいいんじゃないのかという妥協的な結論を出すこともよくある。要するに自由過ぎて、息が詰まったのだ。
それに、35mmカラーネガではデジタル一眼に勝てないと思っている。いや、負けはしないまでも、レトロな雰囲気などで勝負するのでなければ、もはやフイルムに絶対的な優位はない。
基本的に35mmではカラーネガを撮る気はない。でも中判ならカラーでもいいかなと思う。flickrなどで見る中判のカラーはとても綺麗だからだ。逆に、中判で白黒撮るのは勿体ないなとも思ったりする。
いやしかしだけど、やっぱりフイルムでしかできないこともあるわけだ。こんな風に光が漏れてしまった写真はフイルムならではのもので、そんな不可測性はとても魅力的だ。適当に撮った写真、予想外の写真の方がイメージ通りに撮れた写真よりも面白いということはよくあることで、そういった驚きこそが写真の醍醐味なのだと極言するならば、今のところやはりフイルムでしか写真を撮る気はない。
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